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北陸の名醸へ「勝駒」さん編

「勝駒」の清都酒造さんへ伺いました。

高岡の駅前。
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お蔵の事務所(2年前に改装されたそうです)
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蔵元の清都(きよと)さんと、杜氏の上島(かみしま)さんと一緒に。
上島杜氏は22歳で蔵に入り、
先代の川原杜氏の元で酒造りを学ばれました。
3年前から杜氏として活躍されています。(16・17・18BY)
現在29歳で、体力・気力充分なだけでなく、
技術も富山県随一の評価を得てみえます。
ちなみに、学生の頃はラグビーをされていたそうで、
勝駒のお蔵の壮絶な(決して手を抜かない、妥協を許さない、泊り込みの、命がけの)造りにピッタリの人材。
物静かで暖かいお人柄が伝わってくる好青年です。
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お蔵は、大規模な補修中でした。IMG_7994.jpg

美しく、控えめな蔵元の奥様IMG_8001.jpg

釘を使わない、本格的な補修をするため、
金沢から技術をもった職人さんたちに来てもらっているそうです。
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土壁の中に密に入っている竹材
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見えない所こそ、手を抜かないできっちりと壁土を塗りこんでいく職人さん。
「見えない所こそ、手を抜かない」このお蔵のお酒造りに通じる精神。
こうしていく事で、また100年持つお蔵が出来ていく。
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仕上がるとこんな感じになる
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古い材と新しい材を伝統の技で繋ぐIMG_7998q.jpg

壁には柿渋をぬって仕上げる。
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趣のある煙突。
少し傾いてきているそうで、この美しく情緒のある姿を守るため、
これの補修も今後されるご予定だとか。
「実用には、簡単なパイプで充分なんだけど。」と。
「しかし、今ある姿をあるように次の世代に残したい。」と。
このような方が日本の善き文化を未来へ繋げていかれるのだなぁと
しみじみ思いました。
そして、このお蔵のお酒が「真の贅沢を知る酒」と呼ばれる理由を
垣間見た思いがしました。
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さらに、文化財に指定されている母屋も拝見させていただきました。
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母屋を表から拝見。
品格のある酒蔵さんの建物。
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玄関を入ったところIMG_8012.jpg

土間に置かれた椅子に腰掛させていただく。
お大臣になった気分です。
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椅子から眺めた風景IMG_8011.jpg

その奥のプライベートなお部屋IMG_8018.jpg

中庭を見る。
完全に取り外せるようになっている中庭に面した壁
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丁度、雨が降って道に面したお庭の苔がしっとりと美しい。IMG_8019.jpg

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「30分ほどでおいとまします。」
といいながら結局2時間以上もお邪魔してしまいました。
改めて素晴らしいお蔵とご縁が有る事のありがたさを感じました。
そして、「勝駒」が美味しい理由が沢山見つかりました。
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暖かく迎えてくださった、蔵元ご夫妻に感謝。

映画「8月のクリスマス」のロケがあった「陣太鼓」というお店で夕御飯。
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「勝駒純米吟醸」を飲みながら・・・。
(運転手は残念ながら、お茶です・・・。)
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「酒のひろせ」の店長です。


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